
半年前から、首、特に背中側の襟足が紅く、腫れるようになった。接触性
皮膚炎と診断され、非ステロイド系の軟膏にて治療を始めたが、かえって
かぶれ感が強くなり、すぐ止めて市販の外用薬へきりかえて、自分で治療
してきた。しかし、思ったほどの薬の効果がなく相談にこられる。

患部は首のうしろ側全体に及んでいて、浮腫状に盛り上がって、紅くなっ
た湿疹がある。掻いて傷になった箇所もあり、なかなか治らない。
この状態に、清熱解毒薬の白虎加桂枝湯に黄連解毒湯をあわせて内服として、タイツ軟膏を患部に塗布、あまり痒い場合はアイスノンを患部にあてて、痒み止めとした。
2週間ほどで、紅班は半減し、6週間の服用と塗布で、ほぼ治ってしまった。

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接触性皮膚炎など、普遍的にある皮膚病でも、こじれた場合は漢方薬での治療も
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