
1年前から、漢方の内服と外用薬で改善してきていた女性。
ここ長く、アトピーの皮膚状態は改善して、漢方薬の利用も少なくなって
いたところ、この3月初めの花粉飛散が続いたころから、急に眼瞼と
首周囲に、紅班・痒みがでてきた。
数日我慢していたが、耐え切れず緊急に、来局される。

この方は以前より、上記の症状には以下の処方がよく効くので、
同じものを飲んでいただいた。
それは、 眼瞼の浮腫・紅班につかう 梔子柏皮湯(ししはくひとう)、
それに補腎薬の六味地黄丸(ろくみじおうがん)の組み合わせである。
すると、わずか1週間ほどで、改善してきている。
漢方薬といえども、皮膚状態と薬があえば、速攻効くようです。

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今回のように、良くなっていたかたが、花粉や黄砂、PM2.5などの飛散で、
皮膚面に付着して再悪化をみるケースが目立ちます。アトピー性皮膚炎状態が
良くなった方、十分これらの飛散には注意をするようにしてください。
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