

1年前に、新しい化粧品で、頬部がかぶれて、吹き出物がでるようになった。その後、市販の吹き出物の薬を買ってつけたり、皮膚科で、軟膏をもらって、つけたりしたが、かえってカサカサして、良くならないので、市販のステロイドを塗っていた。それを止めたところ、急に顔全体が紅く、腫れだした。

現状は、皮膚炎と吹き出物の混在状態で、皮膚の紅班、浸出液とその痂皮、掻いたあともある。

十味敗毒湯に排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を併用し、始めは顔に紫雲膏(しうんこう)を夜だけ塗ることにした。
1ヶ月ほどで、よくなって、2ヶ月後には、紅班は額に残すだけになった。症状のひどかった部分は表皮角質層が厚くなって、ボコボコに残ったので、桂枝茯苓丸加ヨクイニンを、のちには、血府逐於湯(けっぷちくおとう)の血流改善作用によって、その厚くなった角質を治すようにしたところ、3ヶ月かかったが、ようやくわからないまでに回復した。

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