
43歳の主婦兼OLの女性。
1年前から、漢方薬でのアトピー治療をしてきたが、イロイロ処方を試すが、初めは効果がでるが、すぐ薬の反応がなくなり、皮膚状態が改善しないことを続けていた。特に顔の紅班・火照りが治まらず、日中は外出ができないでいた。

漢方薬での治療を始める前に、量は少ないものの、長期にわたって、ステロイドの外用薬を続けていた事に着目して、副腎皮質ホルモンのバランスが崩れ、余分な陽気が上に上がって、首・顔の火照りや紅潮を起こすと考えて
六味地黄丸(ろくみじおうがん)に三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)、さらに黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を併用したところ、花粉時期はやや紅班が出るものの、その他の季節には、全く炎症・紅班・火照りがでなくなった。
また、外用薬はなにをつけても、悪い反応を起すので、自家製の塩のローションを噴霧していて、これも良く効いているようです。
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