しかし、慢性の湿疹やアトピーはステロイド剤だけではなおりは悪いように思えます。そんな時には漢方薬の出番です。その漢方薬もうまく使わないと効果が出ない事があります。今回はそんな例です。

手の甲や、手首・両腕に毛孔性の湿疹ができて、消風散や越婢加朮湯などを使って効果がでて治ったのですが、その後下肢に大きな毛孔性の湿疹ができて、今度は上記のような漢方薬を使っても効果がでない、湿疹に使う漢方薬ではどれもだめで、最後に下半身(へそから下部分)の炎症に特化した漢方薬である竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)を使って、やっと半年もかかって治りました。
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この漢方薬は下半身の炎症で、膀胱炎や前立腺炎、尿回数の多い糖尿病、また陰部の炎症性の皮膚炎にも使う応用のある漢方薬です。
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