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病気と漢方

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婦人の病気と漢方

 
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漢方薬で婦人の病気を治そう!


 婦人病で下記の症状に該当するような方は、それぞれの処方を参考にしてください。

こんな時は 月経開始期でまだ生理がない場合(子宮発育不全となっている場合が多い)
処方 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん:当帰、川きゅう(せんきゅう)を配合)

こんな時は 色白で、冷え症、貧血、低血圧、生理不順、生理痛があり、シミ、頑固な肩こりを持っていたり、医師から子宮発育不全や子宮後屈といわれている場合
処方 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

こんな時は 生理痛
処方 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  月経血にはプラスミンが作用して、血液が凝固しないようになっていますが、プラスミンの活性が低下すると外部に排出されるまでに月経血が凝固してしまい、それを体外へ出すために子宮収縮が起こって、生理痛になるといわれています。

こんな時は 不妊症の人で、お血(おけつ)証。肌の色があさ黒く、口唇や歯ぐきがどす黒く、舌のうらの静脈が大きく腫れたようになっていたり、生理痛、生理不順があったり、虫垂炎の手術を受けていたり、交通事故にあったり、肌あれ、サメ肌という方
処方 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

こんな時は 産後の身体の回復期で、出産時に会陰切開や帝王切開などの手術を受けた場合
処方 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  ※益母草(やくもそう:メハジキの全草)という民間薬をお茶代わりに5gほど煎じて飲むのもよい方法です。

こんな時は 人工中絶の手術を受けた場合
処方 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  人工中絶はホルモンバランスがくずれるばかりでなく、手術という外傷で子宮を損なってしまいます。何度も繰り返しているうちに炎症が長引き、そのために免疫炎症系の中で損傷細胞が抗原となり、自己免疫疾患様の病態が起こります。後になって自律神経失調症をおこさないよう、人工中絶の手術を受けた場合は、ただちに桂枝茯苓丸を服用し、手術後は少なくとも1年間は服用しつづけるとよいでしょう。

こんな時は 妊娠中のつわり
処方 小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう:旋覆花、陳皮、甘草、人参、芍薬、桔梗、川きゅう(せんきゅう)、熟地黄、茯苓、半夏、生姜)、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

こんな時は 乳汁分泌不足の場合
処方 蒲公英根(ほこえいこん)とハコベの全草を各5g
服用方法 煎じて服用してください。

こんな時は 乳腺炎
処方 ゴボウの種子(牛蒡子:ごぼうし)
服用方法 生のまま1回に30~40個ずつ水で服用するとよいです。

こんな時は 結合組織増殖症候群
処方 桂皮、茯苓、牡丹皮、芍薬、桃仁、黄連、黄柏、黄ごん(おうごん)、山梔子、丹参、鶏血藤、紅参、熟地黄
服用方法 煎じ、必ず食前に服用してください。朝食前、昼食前、夕食前、就寝30分前と1日4回に分服し長期に服用してください。

こんな時は 自覚症状に頭痛、肩こり、腰痛、腹痛…といった病状が多くある(更年期障害)
処方 加味逍遙散(かみしょうようさん:当帰、芍薬、甘草、茯苓、柴胡、牡丹皮、山梔子)

こんな時は 流産によるお血(おけつ)
処方 温経湯(うんけいとう:呉茱萸、当帰、川きゅう(せんきゅう)、芍薬、人参、桂皮、阿膠、牡丹皮、生姜、甘草、半夏、麦門冬)

参考になりましたでしょうか?ここで紹介した処方は、ほんの一部です。また実際に使用される場合は、必ず漢方相談薬局・薬店などで相談してください。 漢方相談薬局・薬店店舗紹介

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