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病気と漢方

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夏バテと漢方

 
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漢方薬で夏バテを治そう!

夏バテで下記の症状に該当するような方は、それぞれの処方を参考にしてください。

こんな時は 夏の暑い時期を過ごしてきて、ようやく九月の中旬になり、涼しくなって過ごしやすくなった頃に、手足がだるく、身体が重くなって、活動する気力がなくなり、時には手足の関節が痛んだり、足先の置き場もないほど火照って、暑くもないのに発汗したり、逆に発汗すべきところに汗が出なかったりします。また、胸苦しくて動悸がしたり、みぞおち付近がつかえてお腹が張って重苦しく、食欲がなくなり、水を飲んでも喉が渇き、小便はまっ黄色で量が少なく、時には便秘したり、あるいは何度も排便したくなったり、下痢が続いたり…というような症状が多く現れた時
処方 清暑益気湯(せいしょえっきとう:黄耆、人参、白朮、当帰、麦門冬、五味子、陳皮、黄柏、甘草)

■清暑益気湯構成生薬      
オウギ ニンジン ビャクジュツ トウキ
オウギ ニンジン ビャクジュツ トウキ
バクモンドウ ゴミシ チンピ  
バクモンドウ ゴミシ チンピ  

こんな時は 夏にビールを飲みすぎて、肝臓を傷めている人
処方 補中益気湯(ほちゅうえっきとう:柴胡、黄耆、白朮、人参、当帰、大棗、陳皮、甘草、升麻、生姜)
解説 わが国でも江戸時代から今日に至るまでこの処方が用いられております。身体がだるく、気力に乏しく、食欲がないというような夏バテには最適です。

こんな時は 夏バテで、とくに冷房で身体を冷やし過ぎて、秋の涼風を人より寒く感じ、手足の関節が痛く、より気力の乏しい人
処方 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう:地黄、当帰、川きゅう(せんきゅう)、芍薬、黄耆、桂皮、白朮、人参、茯苓、甘草)
解説

血液の循環をよくし、尿の出をよくして、たとえ菌が膀胱付近まできていても尿とともに排出するように心がけておけばよいのです。

参考になりましたでしょうか?

ここで紹介した処方は、ほんの一部です。漢方相談薬局・薬店店舗紹介また実際に使用される場合は、必ず漢方相談薬局・薬店などでご相談ください。

1.水毒 | 2.夏の食欲不振 | 3.漢方薬で夏バテを治そう!

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