
自律神経は、人間の体のさまざまな部分を状況に合わせて、無意識にコントロールしている神経のことです。『状況に合わせて』とは、例えば、運動しているときとそうでないとき。例えば、仕事に励んでいるときと休憩しているとき。わかりやすいのが『大勢の前でスピーチする場面』。緊張しすぎてよくのどがからからになりますよね。これも自律神経が深く関わっています。実際には、自律神経は交感神経(運動しているときや仕事に励んでいるときに活発になります)と副交感神経(休憩や休息のときに活発になります)という二種類があり、これらは拮抗しながら全身に影響を及ぼしています。
そしてこの自律神経は、天気や気圧にも影響されるということがわかっています。晴れの日(気圧の高い日)には交感神経が、雨の日(気圧の低い日)には副交感神経が活発になります。そして今日のように低気圧が発達したときは、自律神経も副交感神経側に大きく傾き、感覚が鋭敏になります。すると、今まで感じなかったレベルの疲れや痛みも感じとってしまいます。雨の日は神経質になりやすいというのは昔から経験的にわかっていたことですが、その理由はこの自律神経にあったというわけです。
自律神経は人の行動、天気、気圧、季節などさまざまな原因で変化するので、正常に機能しなくなる(失調する)ことももちろんあります。それを予防するにはシーソーのように自室神経をバランスをよく働かせる事が大切です。そして薬用人参には自律神経のバランスを正常化する働きがあるといわれています。(人参七効の『養心安神』。)
続きはまた明日に…。