
秋口は特に、体を冷やす食べ物の摂取を注意しましょう。体を冷やす食べ物は東洋医学の世界では冷性の食べ物と呼ばれています。この種の食べ物を普段から多く摂りがちな方は、冷えとともに余分な水分が貯まりやすくなります。また血液の流れが滞り便秘や肌荒れが起こりやすくなり、免疫力も低下しやすくなります。特に野菜の場合、地上に出ている部分(葉や茎、果実など)は体を冷やすと言われていますから、これからの季節では注意が必要です。
一方で、地下に育つ根菜類(だいこんやごぼう、にんじん、さつまいもなど)は体を温める作用があります。体を温める事は、体内のあらゆる代謝を向上させます。すなわち、体を温めることで免疫力の向上、血流の促進、便秘の解消などなど・・・。
また秋口に備えて夏の疲れを解消しましょう。夏から秋の季節の移り変わりで自律神経が乱れやすいところに夏の疲れが重なると、体調を崩しやすくなります。季節の変わり目に風邪を引きやすい方はこれに当てはまると考えられます。規則正しい生活を心がけて、自律神経をケアするとともに、体を温めて邪気を吹き飛ばしましょう。