
朝、夕が肌寒く感じる時期になりましたね。
気候もよくなり、ついつい食べすぎてしまう方も多いのでは
ないでしょうか?そんな時、口内炎ができてしまう事は多くないですか?
今日は口内炎についてお話します。
口内炎とは、文字通り「炎」が入っていることから分かるように、火熱です。
赤く腫れる=火熱による熱玉
口内炎は胃腸に余分な熱玉がこもっている状態です。では、どのようにして
熱玉が溜まってしまったのでしょう?大きく分けて3つあります。
①油物や甘いものなど食べすぎによる食滞
②ストレスなどで気滞により胃腸に影響
③陰の不足による陰火内生
食べすぎによる口内炎には黄連解毒湯や半夏寫心湯などを使います。
ストレスによる気滞の口内炎には黄連解毒湯や加味逍遥散などを使います。
陰の不足による口内炎には知柏地黄丸などです。
とはいいましても、一番良いのは、胃腸を休めてあげることです。
何か物を食べているだけで胃腸は働き続けないといけないので、一度胃腸を
しっかり休めてあげなければなりません。口内炎が出てきたと思ったら
数日間、いつもの食事を野菜スープやお粥、うどんなど消化の良いものに
変えてみると良いですね。
ちなみに、ニンニクや唐辛子、辛い香辛料などは、胃腸に刺激を与えてしまって
また口内炎を作る原因になるので控えてください。