
元気というのは概念です。・・・唐突な話ですが、皆様は何を持って元気かどうかを判断されますか。疲れにくいかどうか。病気になりにくいかどうか。顔色・血色が良いかどうか。高齢でも足腰が強いかどうか。枚挙にキリがありませんが、これらの根元には、必ず代謝が深く関わっています。
代謝が良いから疲労物質の処理が早い。
代謝が良いから回復も早い。
代謝が良いから体温が高い。
代謝が良いからストレスを溜め込みにくい。
代謝が良いから循環が良い。
代謝が良いから栄養状態が良い。
代謝が良いから体力に富む。
代謝が良いから筋骨構造が強靭。
ですから生きるというのは代謝そのものです。(・・・何やら壮大な事を話していると思われるかもしれませんが)何時までも若々しく生活する、何時までも元気に生きるということを考えた場合、良好な代謝は切り離せません。『生きる=食べる』ができるのも消化器官の代謝が良好だからこそです。そして昨日の繰り返しになりますが、代謝は気(の流れ)です。気が足りているか、気がうまく身体を巡っているか。こういう事を、漢方はずっと昔から、何千年も前から論じてきました。
身体を温めるものの定番は生姜。生姜はあの辛さが肝で、ジンゲロールやショウガオールといった成分がその正体です。辛味は特に身体の表面や肺(呼吸器官)・碑(胃を中心とした消化器官)の代謝を増進する作用があります。
対して薬用人参には辛味はなく(どちらかといえば甘いです)、生姜のように辛味からくる温かさは感じられせん。生姜のように特定部位の代謝を上げる(助ける)ものは数多くありますが、薬用人参による代謝増進(底上げする)は全身に行き渡ります。代謝を助ける部分もあるでしょうが、本質は代謝の底上げです。それは細胞レベルから、眼に見える(知覚できる)レベルまで様々なものがあります。
その具体的な内容は、また後日に。