
新年明けましておめでとう御座います。
本年もよろしくお願い致します。
さて年始めの今日の一言はお正月のおせちについて。
おせちは、薬膳の観点からみても
この時期に食べるのはとても理にかなっています。
冬は五臓でいうと、腎に属します。腎は、生命エネルギーを
蓄えるところで、寒さを嫌う臓器です。ですので、特に冬は、腎を
冷やしてはなりません。腎を補い温めることで、春にむけての
生命エネルギーを蓄えるのです。
この腎を補う食べ物は、おせちには、沢山入っています。
黒豆…効能→去風、利水、滋陰、補血、
帰経→脾、腎
海老…効能→補腎、壮陽
帰経→腎、肝、脾、肺
栗… 効能→補脾、止寫、補腎強筋、活血、止血
帰経→脾、胃、腎
こんぶ…効能→消痰、軟堅、行水、消腫
帰経→肝、胃、腎
この他、腎に良い食べ物として、胡桃、いわし、にんにく、アナゴ、
海苔、ひじき、アサリ、シジミ、鮑などがあります。
積極的に腎に良い食材を食べ、暖かい春に向けてエネルギーを
蓄えましょう。