低血圧の方は朝起きにくく、スタミナに欠けて疲れやすく、胃腸が弱く
手足は冷え、からだのいろいろの不調を訴えて医者にかかる事が多くなります。
もちろん低血圧の方でも元気で活発に活動されている場合もありますが、
おおくはやはり不活発でスタミナ不足状態といえますね。
低血圧を漢方から見れば虚労(きょろう)という状態に属します。
虚労はからだの機能が衰えて、疲労や倦怠感の伴う状態を指しています。
漢方では、この虚労は脾胃(消化機能)の低下が大きな原因になっていると考えます。
すなわち、脾胃の失調が肺や心臓、腎臓などの機能低下をもたらすことにより、
息切れや疲れ、冷え、スタミナ不足を起こすと考えるのです。
ですからそのような場合には、まず第一に脾胃の弱りを改善する。
この場合、有名な御種人参や朝鮮人参が治療の主体になり、
オウギ、ブクリョウ、ビャクジュツ、カンゾウといった
からだや消化器官に元気をつけたり、脾胃が嫌う湿邪を取り除く生薬が用いられます。
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更新日: 2014/02/19 |