
主婦湿疹について
皮膚には、外からの刺激を守るためのバリア機能の役割があります。
外から、表皮、真皮、皮下組織かあり、一番外側の表皮には、体を
守るための角質があります。
主婦湿疹では、皮膚の再生機能が遅いために生じる病気と考え
何らかの刺激で、表皮の角質が壊れた状態です。
何らかの刺激とは、合成洗剤や、シャンプー、手洗い洗剤などです。
こういったものは、汚れを落とすために人工的に作られたものですから、
当然、刺激は強いです。
病院ではステロイドを処方されますが、ステロイドを長く使い続けると
皮膚自体が薄くなり、肌の色が変色してきます。
一時的には、すごく有効なのですが、長い目で見ると、脱ステロイドは
難しいかもしれません。
東洋の考え方では、主婦湿疹は血虚、オ血によるものが多いです。
四物湯ベースで、温清飲や温経湯などを使いながら桂枝ブクリョウ丸
などを使っていきます。
漢方薬を服用すると驚くほどよくなる方がおられます。
やはり、外からのケアも必要ですが、中からのケアがすごく大切です。