かの有名な松下幸之助の言です。
いい汗かいてますか?
目は口ほどにものをいう。
同じくして
汗は脈ほどにものをいう。
人間の肌は本人が気がつかないだけで、自然と汗をかいています。
人間が恒温動物だからというのも影響しているでしょう。
特に蒸し暑い時期にはちょっとずつ、しかし確実に汗をかきます。
これはわたしたちが呼吸や体温調節を日々、
無意識にしていることとよく似た現象です。
特に普段から体温調節を意識して行う人なぞ、ほとんどいないでしょう。
無意識にしている行いだからこそ、
それに注視することでからだの状態がよく見えてくる。
「素」の状態が見えてくる。
漢方医学では汗は心の液といわれ、心の状態によって汗の出方が左右されます。
心には心臓としての作用のほか、
精神や意識といった心理の意味合いも含んでおり、文字通り「こころ」というわけです。
すなわち、人の呼吸が精神状態とか置かれた状況などで乱されるように、
汗のかき方も同じくいろんなことで乱れてます。
極度のストレスの下では呼吸が浅くなると同時に、
手の平に変な汗をかき、脈も早くなるように。
一方で、呼吸を意識して深く行い整える事で、
緊張を解したりリラックスすることもできるように、
心身の汗のかき方を意識して変えてやる、
運動をしたりサウナを利用して汗をかくことは、
心身のリフレッシュや健康維持につながりますよ。

ぜひお気軽にご相談ください。
漢方柿ノ木薬局 宮川