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日本の民間薬には黒焼きの類が多いです。
例えば、
・山ウサギの頭の黒焼きは血の道に効く
・モグラの黒焼きは痔に効果がある
など、昔から500種類近い黒焼きが伝えられています。

黒焼きの材料は主として廃物。
ナスのヘタ、貝殻など、食用にしない動植物が当てられます。
黒焼きの根底には、自然界にあるものはどのようなものでも無駄なく使おうという発想があります。
また黒焼きにすることで長期の保存がきくという利点もあります。

黒焼きは材料を素焼きの器に入れ、蒸し焼きにして作る。
今日から見ればそんなものに効能があるのかと、誰もが疑うことでしょう。
事実、黒焼きは単に物体が炭化したもので、炭素とタール以外何もないと非難されたこともあります。
ですが一方で、蒸し焼きによって生じるタール質の中に特異な成分が含まれると主張する薬学者もいます。
伯州散という漢方薬は、急性あるいは慢性の化膿疾患に劇的な効果をしめすことで定評があります。
ところがこの漢方薬は、モクズガ二、マムシ、シカの角をそれぞれ黒焼きにして、その細かい粉末を等量に混ぜただけのものというから驚きです。
このことからも、漢方の専門家は黒焼きに薬効がないとは、決して言えないのであります。


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