中国三千年の歴史とも四千年の歴史とも言いますが、
少なくとも約二千年前には漢方の理論は出来上がっていました。
中国最古の医書に「黄帝内経」があります。
前漢(BC202~AD8)の時代に編纂され、
漢方理論を説く「素問」と鍼灸の話がメインの「霊枢」に分かれます。
このうち素問は、黄帝と岐伯の問答形式によって成り立っています。
これらの書物のオリジナルは内戦などで消失したといわれています。
そして、さらに編集された「太素」や「明堂」の写本が
京都の仁和寺に保存されているのは興味深いところです。
また、二千年も前の理論が今もって
東洋医学の診断に生かされているのはさらに興味深いことですね。
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更新日: 2014/08/28 |