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昨日、10月15日は「キノコの日」だったらしいです。

10月はきのこが最も多く取り扱われる月であり、天然のきのこも多く採れる月で、きのこ狩り、紅葉狩りなど山の幸を実感できる月でもあります。
また、10月はスーパーなどの店頭できのこコーナーが拡充される月であり、冬場の鍋需要を前に、消費拡大のためのイベント等の実施に最も適した月でもあります。15日は一般に月の中日で慌ただしくなく消費者に対してきのこの良さをアピールするのに適していると思われます。

よって10月15日を”きのこの日”と定めることを提唱し、制定に至りました。
(日本特用林産振興会参照)

秋の味覚は山の幸、山の幸といえばキノコ。言われるとそうかもしれません。

漢方処方でもキノコは利用されています。
代表的なものに猪苓(チョレイ)や茯苓(ブクリョウ)。

猪苓はサルノコシカケ科チョレイマイタケの菌核(菌核:植物組織内や土壌中に菌糸が集まってできる硬い塊のこと)で、
ブナやカエデの根に寄生しやすいのが特徴です。 
解熱や利尿の作用があり、口の渇きも改善したりします。

茯苓はサルノコシカケ科マツホドの菌核で、伐採後のマツの根に寄生しやすい性質を持ちます。
鎮静や利尿の作用があります。

ちなみ菌核の形成は、きのこの生存本能の産物です。簡単に言えば。
ですから日本のように多湿な環境ではなく、中国内陸のような乾燥した地域の方が、生育には向いているらしいです。
そして、菌糸は根の導管(水や栄養分の通り道)に沿って伸びていく(そしてそこから水分や栄養分を吸収して菌核へもたらす)という性質があります。
即ち、水分(栄養分)の通り道の確保・拡充
これが人体においては水分の通りを良くする、目詰まりを改善して水分代謝を正常にするという働きに結びつき、利尿や健胃の作用をもたらすと考えられます。人体における主だった水分の通り道は、吸収口である消化官と、排出口である腎臓(腎小体)。

ですから「利尿」といいますが、あくまで本来の状態に戻したり、正常化するということで、服んだもの皆の尿の出が良くなるわけではなくて、むしろ「利水滲湿」と表現されるのが正しいようですね。


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