本日の京都市内はあいにくの雨天ですが、気温低下が著しく、
長時間にわたり外出していると、芯まで冷えてしまいそうな勢いです。
寒気に湿気が相まって、自然界では冷えが一段と厳しくなる。
わたし達のからだに当てはめれば、
「むくみ冷え(寒湿)」と呼ばれる症状がこれに当たります。
むくみは血流の障害となるだけでなく、患部に止まることで、
寒さ(寒症状)や熱さ(熱症状)と結びつき、
これを増悪させるという困った性質をもっています。
冷えているのならば、いろいろな方法で温めれば良い。
多くの方がそのように考えます。実際の養生の上でも。
確かに間違いではありません。一過性の冷えの多くはこれで解消されます。
けれども慢性の冷えに対して注視すべきは、「その温もりが持続するかどうか」。
これには温めることに加えて、その温もりをうまく巡らせてやる
ことが必要です。
冷えたなら第一に、温かい状態のものを用いて温める。
そして第二に、「温める作用をもったものを、温かい状態で摂る。
ですが、これらをしても温まらない場合には
第三に、温もりの通じを良くするといったことが必要になるでしょう。
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