これに対して、外から温めることで改善されるけれども、
解消されないというのが冷えの特徴です。
「改善されるが、解消されない」とは、
温めるのを止めると、冷えがまたぶり返してくるという意味を含んでいます。
(寒さも温めるのを止めたらぶり返してくるだろ・・・と思うかもしれませんが、
それは温気と交替で、寒気が再び降りかかってくるからです。)
ここに、寒さと冷えの大きな違いがあります。
即ち、寒さの養生・治療には「温める」ということが基本にありますが、
冷えの養生・治療には「温める」ということに加えて
「巡らせる」というのが基本になります。
この巡らせる(からだの巡りを良くする)ということは
冷えや寒さについて申せば、
温まりやすく、冷めにくいからだを準備しておくということ。
つまりは、準備運動でもあり、何らかの働きを高めることでもあり、
それ自体が主体的であると同時に補助的な働きでもあります。
こちらの記事は、漢方柿ノ木薬局のfacebookでも掲載しています。
facebookへはこちらから

また漢方柿ノ木薬局の詳しい情報はこちらでも
