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疲れの裏に乱れあり。

人間の老化で、最初に挙げられる症状は
デトックス:体から毒素を排出する能力の衰えです。
即ち、齢を重ねることにより

・汗が出にくくなる
・昼間の排尿が減り、夜間尿になる
・胃腸運動が失調して便通が悪くなる

というような傾向が強くなり、
からだにとって悪いものが溜まっていく。
言い方を変えれば、新陳(陳とは古いものの意)が悪くなる

この事は漢方でも古くから考えられていることで、
水毒やオ血(血が滞る)といった病態も
体内に毒素が滞留しやすい一つの状態を意味しています。
では毒素が滞留する原因は、どのような点に起因するのでしょう?

一つには生活習慣が挙げられます。
今日の老化は、多分に生活習慣病としての側面を含んでいます。
例えば、空調に頼った快適な住環境に代わるかたちで、
汗をかく習慣が失われれば、それに頼った新陳代謝は自ずと低下します。
そのような状況の中、水を服むことによって涼を得れば、
さらに体内に水分が滞留しやすくなる。
すると、汗による排出が行われない分、相対的に排尿の割合が増える。
そしてそれはしばしば夜間尿に現れてくる。

このようなとき、夜間尿が増えたことは、水分の取り過ぎに因るものだとして、
中には水分摂取を控える方がいるかもしれません。
ですが「清をもって濁を制す」。
清の入を抑えることは、濁の出に影響する。
すなわち、水分摂取を過度に抑えることは、体内の水分代謝にも影響して、
湿や痰のような濁水が溜まりやすくなるというリスクも含んでいます。

水をほどほどに服んで、汗をほどほどにかく。
そのような基本的な営みによって、
からだ全体の水分代謝が実は支えられているのですよ。


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