処暑の後の9月。
秋雨が続くこともあって、残暑はどこへやらという感じです。
このように、気候の急な変わり目に対応できずに、
体調を崩し、終いにはかぜを引く人。皆さんの周りにもおいでになるかと思います。
さて、みなさんはかぜを引いたとき、
どうしてかぜを引いてしまったか。
と熟慮することはありますか。
かぜには二通りあります。
すなわち、本来の感染症としてのかぜと、抵抗力低下によるかぜ。
かぜが流行している時期(冬かぜが流行する真冬の乾燥した屋外)に
かぜが流行している場所(看病を通じて罹患者と同じ空間にいる)に
身を置けば、かぜは引きやすくなります。
そういうことを通じて、かぜの感染力が高まるからです。
またその一方で
体力・気力が衰えている時期に、体調を乱したり崩す事が重なることでも
かぜは引きやすくなります。
そういうことを通じて、かぜへの抵抗力(免疫力)が低下するからです。
かぜのウイルスは年中、大気中に存在していますが、
季節の変わり目に引いてしまうかぜでは、その感染力は弱い。
たしかに、秋に「家族のかぜが染りまして・・・」とは耳にしませんよね。
そういうことの多くは、真冬にしか聞きません。
季節の変わり目になるとかぜを引くからとして、かぜ薬を備えておく方。
かぜ薬をいくら服用しても、かぜは引きにくくなりません。
そして、そのかぜ薬の出番を減らすため、
漢方薬局としてお手伝いできることがあります。
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更新日: 2015/09/03 |