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精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。

精神的に高ぶりやすい人を血の気が多いと例えますが、
血の気が多いとは、(身体の一部に)血が異常に充満した状態を意味します。
そして、血の気で言われる「気」とは、気配の「気」と同じ意味です。

何事もないとき、人はさまざまな事に気が配れます。
ですが、特定のことに気を配り始める(固執し始める)と、
それ以外のことには気が回らず、疎かになってしまう
物事に集中して、寝食を忘れる、
心配事があって、食欲が失せるなどもその一端です。

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血の気についても、同様のことが当てはまります。
平素の血液はからだのさまざまな部分にバランスよく分散しています。
ですが、何事が起きたときには、特定の部分に血が集まってしまいます
逆に他の部分は血の気が疎かになりやすくなる。

ただ、実際のからだは、血液や血流に対して余力を残しています。
どこかに血が集中したからといって、たちまちどこかで乏血は現れず、
バランスが乱れた状態は、柔軟な血流によって修整されます。
ちなみにそれもまた五臓の「肝」の働きです。
肝の働きが整えば、必要なときに必要な量だけ、速やかに血液が届けられます。

また、血の気が多くなる部分では、身体の働きは亢進しますが、
逆に血の気が少なくなる部分では、身体の働きは衰退します。
イライラすると眠りづらくなる、疲れると神経が敏感になるなどは、
血の気が乱れた人に見られがちな症状です。

そして「一事は万事」といわれますが、血の気という一事の乱れを整えるときには、
それ以外の万事を整える事も、実はかなり大切ですよ。


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