薬用人参を服用した方から
しばしば耳にするのが 身体が軽い という感想。

しばしば耳にするのが 身体が軽い という感想。

かの神農本草経には、薬用人参について次のような記載があります。
久しく服すれば身を軽くし、年を延ばす
身を軽くするとは、文字通り 「身体が軽くなる」 という体感に通じます。
久しく服すれば身を軽くし、年を延ばす
身を軽くするとは、文字通り 「身体が軽くなる」 という体感に通じます。
身体が重く感じるとき、そこには下向きの力が作用しています。
ただそれは、下に強く引かれているのでなくて、
上に持ち上げる力が不足しているために起きています。
気球をイメージすると良いかもしれません。
気球には常に、熱した空気の上へ上昇する 上向きの力 と、
おもりの下降する 下向きの力 が働き、
気球はそれでバランスを取り、高さを維持しています。
このとき上向きの力が不足すれば、気球は下降していきます。

ただそれは、下に強く引かれているのでなくて、
上に持ち上げる力が不足しているために起きています。
気球をイメージすると良いかもしれません。
気球には常に、熱した空気の上へ上昇する 上向きの力 と、
おもりの下降する 下向きの力 が働き、
気球はそれでバランスを取り、高さを維持しています。
このとき上向きの力が不足すれば、気球は下降していきます。

ここで注意したいのが、上向きの力を戻すだけでは、
元の高さには戻らないという点。それ以上、下降しないだけです。
一旦下降したものを、上昇して元の高さに戻すには、
より多くの上昇力が必要となります。
この「より多くの・・・」というのが、漢方の気を補うという事に当たります。
また、大気は熱すると軽くなり、上昇していきます。
この熱することも、漢方では気を補う事、気が益す事に通じます。
人の身体は気を益す事で、上向きの力が働きます。
逆に気が不足して、相対的に下向きの力が大きくなれば、
脱力して身体を重く感じたり、横になっていたいと思うようになります。
もちろん身体が急に重くなっているわけではありません。
いつもより重く感じてしまう訳です。
この いつも通り とは、難しい言い方ですが恒常性(ホメオスタシス)と呼ばれます。
そして薬用人参には、この「いつも通り」を支える=恒常性を保つ働きがあります。
元の高さには戻らないという点。それ以上、下降しないだけです。
一旦下降したものを、上昇して元の高さに戻すには、
より多くの上昇力が必要となります。
この「より多くの・・・」というのが、漢方の気を補うという事に当たります。
また、大気は熱すると軽くなり、上昇していきます。
この熱することも、漢方では気を補う事、気が益す事に通じます。
人の身体は気を益す事で、上向きの力が働きます。
逆に気が不足して、相対的に下向きの力が大きくなれば、
脱力して身体を重く感じたり、横になっていたいと思うようになります。
もちろん身体が急に重くなっているわけではありません。
いつもより重く感じてしまう訳です。
この いつも通り とは、難しい言い方ですが恒常性(ホメオスタシス)と呼ばれます。
そして薬用人参には、この「いつも通り」を支える=恒常性を保つ働きがあります。