東洋医学では、人の体に存在する最も基本的な働きを
体にとって 良いものを増やす 事と、体にとって 悪いものを減らす 事
の2つと考えています。
体にとって良いものが増えるのはたしかに好ましい事ですが、
良いものが増えれば、それだけ多くの淀みを伴うリスクも増えていきます。
かといって、体にとって悪いものだけを取り除いても、
体が空虚であれば、そこには悪いものが入り込みやすくなります。
体にとって 良いものを増やす 事と、体にとって 悪いものを減らす 事
の2つと考えています。
体にとって良いものが増えるのはたしかに好ましい事ですが、
良いものが増えれば、それだけ多くの淀みを伴うリスクも増えていきます。
かといって、体にとって悪いものだけを取り除いても、
体が空虚であれば、そこには悪いものが入り込みやすくなります。

体にとって良いものを増やす事と、体にとって悪いものを減らす事。
この両立を高いレベルで維持することが、
心身にとって最も大切なことであり、
私たちが生活の上で行うたくさんの事も、結局はこの2つに行き着きます。
そして繰り返し言っていることですが、私たちが日々の生活で行うことに
絶対的に身体に良いことは存在しません(絶対的に悪いことはあります)。
それを節度を守って行っているからこそ、良い効果が得られています。
投薬もそうですし、サプリメントもそうですし、日々の食事や運動だってそうです。
そしてもっとも効率的なのは、
体にとって良いものを増やすことで、体にとって悪いものを減らすこと。
即ち、この2つを別々にするのではなくて、 結びつけて扱う ことです。
ちなみに、そうして交わったものを、東洋医学では 扶正袪邪 といいます。
良いものである正清を扶養して、悪いものである邪濁を取り除くという意味です。
漢方薬には実に多くの種類がありますが、根本を突き詰めれば
いずれの処方でもこの扶正袪邪に行きつきます。
この両立を高いレベルで維持することが、
心身にとって最も大切なことであり、
私たちが生活の上で行うたくさんの事も、結局はこの2つに行き着きます。
そして繰り返し言っていることですが、私たちが日々の生活で行うことに
絶対的に身体に良いことは存在しません(絶対的に悪いことはあります)。
それを節度を守って行っているからこそ、良い効果が得られています。
投薬もそうですし、サプリメントもそうですし、日々の食事や運動だってそうです。
そしてもっとも効率的なのは、
体にとって良いものを増やすことで、体にとって悪いものを減らすこと。
即ち、この2つを別々にするのではなくて、 結びつけて扱う ことです。
ちなみに、そうして交わったものを、東洋医学では 扶正袪邪 といいます。
良いものである正清を扶養して、悪いものである邪濁を取り除くという意味です。
漢方薬には実に多くの種類がありますが、根本を突き詰めれば
いずれの処方でもこの扶正袪邪に行きつきます。

ちなみに前回、人の二面性を漢方の世界では
陰陽という共通表現で表すという話をしましたが、
それは扶正袪邪に関しても同様です。
この場合には、体にとって良いものを増やす事が陰、
体にとって悪いものを減らす事が陽に当たります。
陰陽という共通表現で表すという話をしましたが、
それは扶正袪邪に関しても同様です。
この場合には、体にとって良いものを増やす事が陰、
体にとって悪いものを減らす事が陽に当たります。