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貧血は、若い女性に多い症状と思われがちですが、
高齢化社会の今、貧血に悩まされるお年寄りも少なくありません。
特に、高齢者に増えているめまいや立ち眩み、耳鳴りは、
この貧血が影響している場合も少なくありません。

ただし同じ貧血と言っても、若い女性とお年寄りでは、実体が異なります。

若い女性の貧血は、経血による体液不足(血=体液)を反映するのに対して、
高齢者の貧血は、老化による栄養不足(血=栄養)を反映します。
見方を変えると、血液が物質的に失調して、
体の様々な要素に影響を及ぼすのが、若い女性の貧血。
その逆に、体のいろいろな要素が衰退して、
血液の機能的な不調を招くのが、高齢者の貧血という訳です。
尤も、血液は体液と栄養を兼ねた存在ですから、
互いの貧血が全く別物という訳でもありません。

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漢方では、これら2つの貧血はそれぞれ
「血(営血)の虚」、「気(脾気)の虚」と区別されます。
ちなみに、女性と言えば、「血虚」が言及されますが、
営血虚=血虚+営気虚という関係にあります。
言い方を変えると、「貧血」と言いつつも、漢方では
貧血は気の不足・損耗(=気虚)を伴う病態で、
若い女性の貧血では営気を、お年寄りの貧血では脾気を、それぞれ損じるという訳です。

貧血に服んでおきたい漢方薬とは即ち、
血(=栄養)を補いつつ、気の虚損を改善する漢方薬を意味します。
それには例えば、当帰建中湯や補中益気湯、芎帰調血飲第一加減、
あるいは帰脾湯や十全大補湯、五積散に一服の価値があります。


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