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気象や天候の変化(急変)に伴って、症状が現れたり悪化したりする。
それらは俗に気象病と呼ばれ、近年認知が増えつつある病態です。

気象病の範囲には、痛みやめまい、低血圧、ぜんそく、うつ病などが含まれ、
季節的には春から晩秋にかけて出現しやすくなり、
梅雨や台風のシーズンに悪化するようになります。

ちなみに、気象病とは別に「季節病」と呼ばれる病態も存在します。
代表的な季節病といえば花粉症ですが、
季節病は季節という「長い時間幅」で出現するのに対して、
気象病は天候の変化という「短い時間幅」で出現する点に違いがあります。
ただしそうして考えると、季節病と気象病の特性を合わせ持った病態が
出現しても、何ら不思議はありません。

そんな気象病ですが、近年の研究で原因として挙げられるのが
①内耳の気圧センサーが非常に敏感に反応してしまう点と
自律神経系のアンバランスが及んでしまう点です。
早い話、気象の変化に対して体のセンサーが鋭敏に反応してしまう、
(センサーがそういう状態に陥っている)という訳です。

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漢方では内耳のトラブルを、内耳を満たす
体液の偏在・停滞(水毒や痰飲)として捉えます。
内耳にある水の存在が、気象の変化という影響が加わることで、心身に変調を招く。
水毒の存在が、自律神経系に代表される気の働きに影響を及ぼす(=気に障る)。
漢方の世界ではしばしば、「病は気から」と言いますが
気象病に関しては「病は水から」と言えるのかもしれません。
…尤も、内耳の水の偏在をもたらすのが気の不調と言われると、
結局は「病は気から」となる訳ですが。

気象病に用いる漢方薬とは即ち、
①気象変化の影響が及びやすい「水」を改善する漢方薬
②変化に伴って障りやすい「気」を整える漢方薬を意味します。
それには例えば五苓散や沢瀉湯、半夏白朮天麻湯、あるいは
抑肝散や釣藤散、柴胡疎肝湯などに一服の価値があります。



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