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暑い+だるい(重だるい)=暑だる
「暑だる」を感じる時期の体は、
自分でも知らないうちに抵抗力が衰えています。

抵抗力を気にするのは、「暑い時期よりもむしろ寒い時期」。
そう訴える人は少なくありませんが、
冬は邪気や感染が強まる過程で、
それと拮抗する抵抗力の役割が大切になります。
「邪気(特に寒邪)が盛んになるから、
それに応じて抵抗力を上げておかないと…」という訳です。

一方で夏は、その肝心の抵抗力が「暑だる」に伴って衰えやすくなります。
湿気が強くなると、食中毒や感染リスクも増大しますが、
それとは別の所で抵抗力が衰えると、感染力と抵抗力の差はますます広がるばかりです。
また、抵抗力と治癒力は連動しているので、抵抗力が衰えると
実際に感染した後の治癒力も発揮されづらくなり、病状は長引きやすくなります。

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漢方では、暑だるに伴う抵抗力の衰えは、の働き(≒脾気)に行き着くと考えます。
暑だるに伴って進んでいく、気力の消耗。
その消耗した気の補給を担当するのが、脾の働きですが、
気力の消耗が著しい場合には、気の補給が追いつかずに枯渇しやすくなります。
その枯渇を何とか食い止めようとして、脾も頑張る訳ですが
すると次には脾そのものが消耗してしまう。
そうして気力の消耗は、脾へとさか遡っていく訳です。

ちなみに、気力の消耗が脾に達した体では、
からだ全体の気が不安定になり、節目節目でその失調を伴うようになります。
今の時期から出現が増えるこむらがえりも、その代表的な症状の一つです。

暑だるに服んでおきたい漢方薬とは即ち、
気力の消耗を改善して枯渇を防ぎ、
ときに脾の働きを整える漢方薬を意味します。
それには例えば生脈散や牛黄製剤、清暑益気湯、桂枝黄耆湯、
あるいは、藿香正気散や香砂六君子湯、四物湯などに一服の価値があります。



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