
1歳半の乳児。始めに、アトピーと小児科でいわれ、変化がみられないので、皮膚科に受診したところ、乳児湿疹といわれた。母親が極端なステロイド嫌いで、なんとかステロ
イドを使わない治療を希望され、来局。
患部は典型的な、毛穴が盛り上がって、サメ肌状の毛孔性の皮疹があり、一部は痒みのため掻いた跡がある。乳児なので、小児のアトピックドライスキンに使う柴胡清肝湯
(さいこさいかんとう)を煎じ薬にて、朝・夕の2回のんでもらい。患部にはタイツ軟膏を、厚く塗布して、ガーゼで固定させ、患部に直接爪があたらないようにした。
こんな簡単ですが、子供は大人と違い、薬が早く効くようで、2週間で、効果がでて、都合2ヶ月間の治療で、患部は痕跡を残すだけになった。
乳・幼児の治療は無理は禁物です。なお、意外と乳児は煎薬が飲めます。
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