
ここ数年、季節を問わず、下肢の冷えを感じてつらい。検査では、血液検査は正常。
常に低血圧きみで、足が冷えると動悸がしたり、不整脈がでたり、時には動悸を感じることもある。
寝起きがよくないが、食欲・便通には異常はない。夜間尿の回数も1回。


下肢にむくみがあり、冷えの主訴から
当帰芍薬散加コウジンを煎薬にて飲んでもらう。
5ヶ月ほどの服用で、下肢(膝以下)の冷えはよくなったが、季節が冬に入り、足先の冷えが、気になってきたとの訴えから、
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょとう)の煎薬に変更し、足先端部の冷えを目標にした。
この漢方薬は1ヶ月で効いてきて、冷えが良くなるとともに血圧も正常になった。
現在では、煎薬1ヶ月分を3ヶ月かけて服用して、健康維持に努めています。

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高齢の方こそ、生薬製剤の漢方薬やハーブなどを利用して、
身体に負担をかけない治療・養生をこころがたいものです。
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