
以前、肝炎後の大腸炎にて、漢方薬の服用経験のある女性。
このたび、同居している息子さんが仕事を止めたことが原因で、神経症になった。
眠れなくなり、不整脈まででるようになったので、神経科で、安定剤や睡眠薬をい
だくようになった。2ヶ月後にはさらに、食欲がなくなり
、イライラして、自分で自分が常に興奮しているのが、わかるという。
病状の原因がはっきりしているので、心配しないように説明しながら、漢方薬
を飲んでもらった。興奮を鎮める抑肝散(よっかんさん)を散剤で利用したが、
変わらず、次に加味帰脾湯(かみきひとう)で、食欲と気力をつけようとしたが
変わらずに、鳩尾がいつも痞えるとの訴えを参考に、神経症状と伴に、胃腸
機能の失調を回復する温胆湯加味(うんたんとうかみ)の煎じ薬を使うと、徐
々に自覚症状が良くなり、2ヶ月後には、団体旅行に出かけられるまでに、回
復した。
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神経系の病気は、なかなかうまくいかず大変です。
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