
3年前の春に、更年期症状の治療中に、子宮癌が見つかった。すぐ、専門医にて詳しい検査を受けたところ、子宮体癌と一部卵巣にも広がっていると言われた。
3ヶ月後に、癌切除手術をうけて、その後は抗ガン剤治療を3ヶ月にわたって続けた。しかし、治療が終わっても、まだ一部癌が残っている。
そこで、自然免疫療法を受けることにした。治療中に極度の食欲低下と、下痢に悩まされた。一時治療を中断することになった。

体調を整える事が大事ではないかと思いついて、来局される。
本人は中肉・中背で、顔色はやや蒼い。今なお、食欲はなく、ごはんは受けつけない状態が続き、便も軟らかく、いつもお腹にガスが残っていて、気分が悪い。寝付きはよいが、朝がなかなか起きられない。現在、治療らしきものはしていない。サプリメントも試すが、胃がうけつけないとの事。
そこで、胃腸機能の改善と補気を目的として、補気剤のニンジン・オウギを倍量にした特別な補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を煎じ薬にして、お飲みいただいた。
はじめは、半量を1日分にして、飲み始め、1週間後からは正常量にして服用したところ、まずはお腹の張りが取れると同時に、食欲もでてきた。普通食が食べれるようになると、便通も1日1回になって、体調もよくなった。
半年ほど、服用を続けたころに、検査があり、全く問題はないといわれる。服用を始めて現在で1年になるが、体調もよく、その後の検査に異常はおきていない。
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