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花粉症について その5

前回の続きです。
花粉症という素養(未病)を持つだけでは
それに伴う諸症状は、基本的には引き起こされません。
身体に冷えが内在している(冷えという未病をもつ)だけでも、
鼻水や涙目のような症状は引き起こされません。
けれどもこの二つが結びつくことで、
一連の症状が合成されると考えます。

そして漢方に従い、この症状を治める場合
花粉症と結びついた冷えや水毒という素養の改善に重点をおきます。
私が考えるに急性期や発作時はその方がより高い効果が得られるからでしょう。
逆に言えば、花粉症という素養はそのまま残っているということですね。

花粉症はからだに備わった免疫が過剰な防衛反応を示すことです。
これは以前にお話した内容ですが、
東洋医学で考える免疫は、気血水の巡りと深い関わりがある。

そして花粉症のような素養を持つ方の気血水の巡りは
健全とされる状態からどこかしらの過不足があるわけです。
ですがその状態では目に見えて症状が現れず、本人も自覚がない。
けれどそこに輪をかける形で寒や熱、水毒や虚が入り込むと
さらに気血水の巡りは過不足(アンバランス)が生じるわけです。

人のからだには恒常性が備わっていますので、
気血水の巡りもその恩恵は受けますが
それにも限界がある。
そしてそのときに症状がわっと出るわけです。


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