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花粉症について その7

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前回お話したように、
花粉症のような素養を持つ方の気血水の巡りは
健全とされる状態からどこかしらの過不足が生じた状態です。
ですがその状態では目に見えて症状が現れず、本人も自覚がない。
けれどそこに輪をかける形で寒や熱、水毒や虚が入り込むことで
さらに気血水の巡りは過不足(アンバランス)が生じるわけです。

ですから花粉症の症状を抑えるためにまずは、
花粉症とくっつきやすいこれら(寒や熱、水毒、虚した常態)の改善に重きを置きます。
けれど同時に考えるのは、そのような寒や熱、水毒、虚した状態が
どこから来たのか、どこに由来するのかということ。

突発的な症状ならば、私たちは症状に基いてお薬を服用します。
その症状に、今置かれている体の状態が色濃く反映されていますから。
けれどたびたびおこるような症状ならば、私たちは症状に加えて
その症状のおこる原因が、からだのどの部分からやってくるのか
じっくりとからだを見つめて推察する必要があります。

例えば、鼻水やくしゃみといった症状が出る場合、
その症状が突発的なものなら、
小青竜湯のような温めて解表する漢方薬を服用するだけで治まります。
ですがその症状が頻発化するなら(これがまさに花粉症です)、
症状を引き起こすとされる寒(冷え)や水毒が、
からだのどこからやってくるのか推察します。

体温が低いのかもしれないし、
体温を運ぶ血の巡りが良くないのかもしれないし
体温を運ぶ血の量が足りないのかもしれないし、
水を取り過ぎなのかもしれないし
水の排泄がうまくいっていないのかもしれない。
などと、いろいろ考えるわけです。


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