咳の症状にも色々あります。
大別すると空咳のコンコンした咳か湿性のゴホゴホした咳に分けられると思います。
漢方では空咳は、
風邪が慢性化→胃が水分不足
→熱が発生→その影響で肺が乾燥しておこるものと考えます。
麦門冬湯は代表的なお薬ですが、
その中の人参、大棗、甘草、粳米(玄米)は胃の気を補い胃の水分不足を解消します。
それに対して、湿性の咳は胃や体中の水分が過剰に偏在する、
いわゆる水毒の状態にあります。
胃の水分が過剰に存在する状態には
二陳湯というお薬をベースにした竹茹温胆湯というお薬がよく使われます。
いずれにせよ、咳の治療には胃の状態を立て直すのが
漢方治療の基本と言ってもいいでしょう。咳でお困りの際にはぜひご相談下さい。
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更新日: 2014/03/07 |