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 これからの季節、気温が急激に上がる時分や湿度が高い時期には、体内の水分、塩分のバランスがくずれ、こむら返りが起こりやすくなります。
 こむら返りの頓服には芍薬甘草湯がよく用いられ、急激におこる筋肉のけいれん、それに伴う痛みに優れた効果を発揮し、中にはこむら返りの予防を目的に、この漢方薬を服み続ける方もいます。しかしながら、芍薬甘草湯には生薬の甘草が1日分当たり6.0gと多量に含まれており、長期に渡って服み続けることで、筋肉の脱力感やむくみ症状、吐き気、多尿など(低カリウム血症)が現れやすくなるという作用もあります。この作用は重症の場合には四肢麻痺、不整脈、腸閉塞などにも至ることがあり、注意が必要です。
 漢方ではこむら返りは、血の不足に関連すると考えます。(ここでいう血とは血液の量や、生理作用の総称を意味します。)筋肉はカラダを巡る血によって栄養を供給、また血流にのせて不要なものを排泄します。そしてけいれん症状は、この血の作用が滞ることで、筋肉が十分に滋養されずに起こる症状であり、その予防や改善には血を増やすことがより効果的です。
 漢方ではこのような場合、血を養う四物湯をベースとして用いる場合が多いです。また疎経活血湯に代表されるように、血を円滑に巡らせる生薬を加えることで、生じる筋肉の痛みも効果を発揮する漢方薬ともなります。


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