疲れの裏に乱れあり。
5月にもかかわらず、暑さは早くも夏日に達しているそうです。
スタミナ滋養を心掛けましょう。
飲水によって水気のみを補充するならば、
「飲む点滴」こと、レバコールを服んで、
血気も合わせて補充する方がだんぜん効果的ですよ。
さて、今回はそんなスタミナと「血圧」の関わりについて。
血圧は血管内を流れる血液にかかる圧力ですから、
これが高いという事は、血液を巡らすのに、
それだけ強い力が必要という事でもあります。
ちなみに血液に強い力がかかるときは、血圧の上昇以外にも、
脈拍の変化や心拍数の増大なども伴ったりします。
では、なぜ強い力が必要になるかということですが。
一つは、そのものずばり「流れにくいから」ですね。
血管が細くなった、血液の粘性が高まったなどを経て
流れにくくなった血液を何とか流そうとするからより強い力がかかる。
そしてもう一つは、「いち早く流したいから」。
その背景には、からだの活動を上げていくという意図があります。
例えば、起きてすぐの血圧と数時間後の血圧が違うように、
活動を促すような形で血にかかる力が上がっていく。
あるいは、一時的に血流に勢いをつけて、悪いものを押し流していく。
そこには、血流に勢いをつけて、
血液と共にスタミナを届けていくという意味合いがあるわけですね。
ただ、血液にかかる力の多くは、血管の弾力に吸収されますから、
実際は、「血管断面の広がり:1脈動で送られる血液の増加」へと変わります。
そういうことが影響して、脈拍や心拍も変動していきます。
では逆に、血液にかかる力が弱くなるのは、どんなときでしょうか?
一つには、そのものずばり「流れやすいから」です。
高血圧気味の方が、暖かい季節になると血圧が落ち着くのは、この事ですね。
もう一つは「流せないから」。
食後に気だるくなるように、活動を抑えるような形で血にかかる力が抜けていく。
活動を抑えるタイミングには他にも、
夕方から夜にかけての時分や、リラックスしている時、
はたまた慢性的に症状を抱えている時や、
長らく疲れ、バテた時分なども含まれるでしょう。
そしてこのような時分は、
スタミナにとって「回復」の時間に充てられる時間。
ですから「流したくても、流せない」といったところでしょうか。
そして消耗の程度が激しいほど、この傾向は強くなると考えられます。
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更新日: 2015/05/27 |