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疲れの裏に乱れあり。

梅雨入りしてから、めっきり涼しくなりましたね。
ただ巷を行き交う方々は、少し前の暑かったときの格好のまま。
うーん、真夏になったらどうするんだろ・・・。

ここしばらく、疲れについて続けてきましたが、
きょうは少し趣きを変え、「若さ」について。
若さが甦るといえば、いよいよ「若甦」の出番かもしれませんね。

「若さ」は、人間が生まれながらに有している「体質」の一つです。
私たちは日々、この若さを消費して生きており、
生まれてから死ぬまでの「成長」を加速させる一方で、
生まれてから死ぬまでの「衰退」に歯止めをかける存在です。
そして、ある際立った状態を指して「若い」と言うこともあれば、
ある継続的な状態を指して「若い」と言うこともあるわけです。
「若さ」というものを求めるときは、
高さだけに目を向けるのではなくて、裾の広さを考えることも大切。
高くなればなるほどに、それを維持することも難しくなるものですから。

しばしば若さを「元気」に含めて話す事があるように、
若さというのは元気と同様に、からだ自身が発揮するものです。
良くも悪くも、からだが発揮するものなんですよ、若さって。
例えば、かぜの症状は若い時分には、はっきりと現れやすいですが
年を重なると、ぼんやりとしてくる。
症状がはっきりと現れる(現れてしまう)のも、
ある意味では「若さ」が発揮されることの裏返しといえます。
簡単に言ってしまえば、若いから(元気だから)、症状が激しいわけです。

そして漢方では、しばしばこの若さを有するか否かで
処方薬が変わるという意味深いところがあります。
同じ疾患でも、同じ原因でも、体質が異なれば、処方薬は異なり、
同じくして若さが異なれば、また然りというわけです。


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