漢方を知る

きぐすり.com は、漢方薬、女性の健康、サプリメント、ハーブの情報を専門家がやさしく解説しています。

病気と漢方

漢方で病気を治そう ~生活習慣病やアレルギー、現代病にも漢方の力。~

 
    症状別検索

肝硬変と漢方

 
3

漢方薬で肝硬変を治そう!

肝硬変で下記の症状に該当するような方は、それぞれの処方を参考にしてください。

こんな時は 肝硬変
処方 茵陳蒿湯(いんちんこうとう)
作用 肝臓の繊維化や門脈圧亢進を抑える作用がある。

■インチンコウ
茵陳蒿(インチンコウ)

こんな時は 肝機能障害
処方 小柴胡湯(しょうさいことう)
解説 体力の十分ある人の治療薬で、65歳以上で体力のない人には投与を控えた方がよろしいです。
注意 ごく少数ながら本処方投与により、逆に肝機能が増悪したという報告【厚生省 医薬品等副作用情報 No.111(1991.11)】や間質性肺炎を誘引させたという報告【同緊急安全情報(1996.3.1)】【同安全性情報No.146(1998.3.4)】も出されていますので注意が必要です。

こんな時は 肝機能障害で体力のない人
処方 紅参(こうじん)
解説 1日3~5gを煎じるか、あるいはその量に相当するエキス剤を服用するとよろしいです。

こんな時は 腹水が溜まり、足がむくみ、尿量が低下している人
処方 五苓散(ごれいさん)+紅参(こうじん)
解説 食道静脈瘤や胃潰瘍を併発している人は、五苓散は蒼朮が配剤された粉末製剤を選択してください。

こんな時は 出血傾向のある人
処方 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
解説 食前に服用してください。「紅参」や「三七人参(田七)」、「丹参」と併用するとさらによろしいです。

MEMO

「枸杞子」をおやつ代わりに1日、30~50粒食べてください。合併症の予防になります。決して「おもち」「おかき」を食べないでください。

■クコシ
枸杞子

参考になりましたでしょうか?

ここで紹介した処方は、ほんの一部です。漢方相談薬局・薬店店舗紹介また実際に使用される場合は、必ず漢方相談薬局・薬店などでご相談ください。

1.肝硬変って? | 2.肝硬変の症状 | 3.漢方薬で肝硬変を治そう!

  ページトップへ ページトップへ

漢方相談薬局・薬店店舗紹介

TOP