きぐすり.com は、漢方薬、女性の健康、サプリメント、ハーブの情報を専門家がやさしく解説しています。 病気と漢方 アルコールと漢方 漢方薬で治そう! ここでは、アルコールが毒になってしまった人のための漢方療法を紹介します。 黄連解毒湯(おうれんげどくとう:黄連、黄柏、黄苓、山梔子) お酒を飲む前に、用心のため解毒薬を服用するというのは、本来よくありません。解毒薬で酔えず、酒量が増えるからです。お酒を飲み終わってから黄連解毒湯を飲んで就寝するというのはよい方法です。 強烈な苦味を持っています。すべて黄色の生薬ですが、さらに解酒の効果を高めるために、黄色の「鬱金(ウコン)」の粉末を1~2g服用しておくのもよい方法です。 ■ウコン ウイスキーや焼酎などの水割りを多く飲み、頭痛、顔の浮腫、胃内停水による吐き気、体のだるさなどの症状を示す。 五苓散(ごれいさん:猪苓、茯苓、沢瀉、朮、桂皮) 濃度の高いアルコールや飲酒過多により、胃がエロジオンをおこした。一気飲みをして、胃に穴があき、多量の吐血をするマロリー・ワイス症候群が発生 (びゃくきゅう) 大さじ一杯分を水で服用すると即効性があります。水に入れるとネバネバ成分が出て、後に固まりますので、口の中に入れると水でいっきに飲んでください。喉につかないようにしてください。オブラートに包んで服用するとよろしいです。 二日酔いの胃のムカムカや食欲不振 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう) 胃や肝臓に有効です。五苓散や黄連解毒湯との併用も効果的です。 アルコール性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、腹水、黄疸、食欲不振 加味益気湯(かみえっきとう:黄耆2、人参2、白朮3、陳皮2、当帰3、柴胡1、升麻1、茵陳蒿3、蒼朮3、山梔子2、猪苓3、茯苓3、沢瀉3、黄連1、滑石3、甘草1、生姜1) 参考になりましたでしょうか?ここで紹介した処方は、ほんの一部です。また実際に使用される場合は、必ず漢方相談薬局・薬店などで相談してください。 1.お酒の種類 | 2. アルコールの『百薬の長』の面 | 3.アルコールの『百毒の長』の面 | 4.漢方薬で治そう! 咳・痰・気管支炎 気管支喘息 冷え症、冷房病 肝硬変 夜尿症 かぜ症候群 糖尿病 痴呆症 歯痛、歯周病(歯槽膿漏) 外傷 夏バテ アルコール 痔 乾燥肌、老人性乾皮症 肺の病気 アトピー性皮膚炎 胃の病気 慢性腎炎 リウマチ 腰痛症 強壮・強精 鼻づまり・蓄膿症 便秘 蕁麻疹(じんましん) 食中毒、下痢 片頭痛 尿路結石 前立腺肥大 婦人の病気 花粉症 不眠症 ウイルス性肝炎 膀胱炎 高脂血症、脂肪肝、肥満 変形性膝関節症 心臓病 肩こり、五十肩 耳鳴り、難聴 紫外線による日焼け 高血圧 脳血管障害 潰瘍性大腸炎