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治療例集 №12 不妊(Part5) 鹿児島 漢方専門厚仁堂薬局
35歳、女性。身長160cm、体重50kg。
<主訴>
不妊。3年前に稽留流産。基礎体温は二層に分離していた。今は計っていない。現在、産婦人科にてゴナドトロピン療法および排卵以降に黄体ホルモン剤(デュファストン)服用中
<全身症状>
寒熱:手足の冷え(+)。冷えのぼせ(+)
二便:大便:1日1回
   小便:1日5~6行。色・量ともに平。
   飲水:平
全身:疲れやすい
浮腫:なし
月経:周期(26~28日)、経期(6日)、経痛(下腹、腰)、血塊(10mm×数個)
   内膜症(-)、筋腫(-)、PCOS(-)
舌:舌質淡、歯痕あり
皮膚:皮下出血(+)、唇・手指のひび割れ(+)
血圧:104-72
脈拍:77/分
<分析及び治療方針>
冷えのぼせ、月経状態、皮下出血などから、「血瘀」が考えられる。流産が大きく影響しているものと思われる。また唇・指先のひび割れといった「乾燥を伴う血瘀」の症状も見受けられる。「流産後血瘀」には芎帰調血飲第一加減を、「乾燥を伴う血瘀」には温経湯を用いるところであるが、まずは芎帰調血飲第一加減を中心に流産により生じた血瘀を十分に取り除き、その後温経湯を用いることとする。

<経過・結果>
芎帰調血飲第一加減合五積散、プラセンタエキスを服用。二ヶ月ほどで手足のひえ、肩こり、経痛・血塊などが減少し、疲れにくくなってきた。そこで温経湯に変更。3週間後、妊娠確認。妊娠確認後は16週間芎帰膠艾湯を服用し、その後紫蘇和気飲に変更。無事出産。安産なり。


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