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 東洋医学の本当の目的は、現在の生活状態から、将来どのような健康状態になるかを推測して、病気にならないような養生法を指導(個人別に)することです。これが東洋医学の真髄で、「未病を治す」と言います。現代医学で言われるようになった予防医学を、個人単位で考えるのが東洋医学の目標です。

 現在の日本が抱えている大問題、すなわち超高齢化と人口減少に対して、医学の面から対応できるのは東洋医学のほうが優れていると私は考えます。

 2050年には日本の人口は8000万人を切ってしまうだろうと予想されています。世界的にも優秀な日本民族が繁栄してゆくためには、高齢者の介護不要な社会を実現しなくてはなりません。それには東洋医学の思想をもっと取り入れなければならないと思います。

 「老化を少しでも防ぎたい」「老後を健康で楽しく過ごしたい」のはみんなの願いです。
 ベッドの上で余生を過ごすのは、考えてもいやなことです。そのための日ごろの養生として
①適当な運動を続ける。年齢に合わせて足を良く使う。(散歩など、理想は1日1万歩)
②胃腸を守るために腹八分を守る。(よく噛む、1口30回)
③気力を持ち続けるために、絶えず何かに挑戦する気持ちを持ち続ける
④感謝の気持ちで毎日をすごす。

 以上は腎の老化を防ぎ、ボケなく元気で老後を楽しむために必要なことです。
 腎精は正しい食生活と睡眠によって補われますが、初めにお知らせしましたように、季節では冬、1日のうちでは夜中に効率よく補われます。もっと積極的に老化を防ぐ方法としては、中年(40~50歳)以降に補腎剤を栄養剤として毎日、就寝前に服用する方法があります。

 特に、現在健康な方は毎日就寝前に六味地黄丸を服用するといいでしょう。また、夜間尿があり、足の冷えを感じる方には、八味地黄丸をお勧めいたします。いずれも筋力の低下、足腰の老化、記憶の低下などを防ぎ、老後の健康維持に大いに役立ちます。

 六味地黄丸や八味地黄丸をお求めになるときに注意して頂きたいことがあります。腎精を増やす地黄という生薬はほとんどの場合「乾地黄」が使用されています。乾地黄酒で蒸して乾燥する。これを9回繰り返して出来たものを「熟地黄」といい、この方がはるかに腎精を増やす効果が強いので、どちらを使用しているかチェックしてください。

 また、熟地黄の方が、胃腸障害が少なく、安心して服用できます。

解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)

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