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人間は自然環境と調和することが、健康に関する基本であると言うのが、東洋思想の根本です。
現代の栄養学では、カロリー論が中心になっていますが、東洋思想ではあまり重要視しておりません。
具体的には次の二つの考え方があります。

一、「身土不二」と言う考え方
 「身土不二」とは、住んでいる土地で採れたものを食べる、あるいはその季節に出来たものを食べると言う意味です。
 私達人間は現在住んでいる土地、環境の中で生かされていると言う思想です。すなわち、私達の体と住んでいる環境は同じものと言う考え方です。
 北極で生活しているエスキモー人は一切野菜を食べずに、アザラシの生肉を食べます。
赤道直下のインドでは四足動物の肉は食べずに、果物を多く食べます。
 これらの意味するところは、北極のように極寒(陰のきわまった環境)の所では、体を温める作用の強い肉を主食とします。インドのように極暑(陽のきわまった環境)の所では、体を冷やす作用の
強い果物(バナナ・パイナップル等)を食べて陰陽のバランスを整え、陽の強い肉は避けています。
 陽の強いところで、陽の強い食べ物を食べると、頭脳に影響を及ぼします。
「頭寒足熱」と言うように、頭を温めすぎると頭脳活動は低下してしまいます。これを避けるために四足動物は宗教上で神聖なものとして食べるのを禁じているのです。

 以上のことを実行するのはそんなに難しいことではありません。

 自給自足の時代の食生活がこれに当たります。すなわち、身の回りで採れたものを食べることです。
「旬のものを食べる」これに徹すればよいのです。旬のものはとかく安価なものが多いですから、家計も楽になり、一石二鳥です。グルメと称して、珍しいものを食べる傾向にありますが、健康上
には良いといえません。時には精神的な満足を満たし、生活に潤いを持つことも良いことでしょう。


二、「一物全体」と言う考え方
「一物全体」とは、食べものは丸ごと食べましょうと言う考え方です。丸ごと食べたほうが栄養のバランスがくずれていないと考えています。この考え方の代表が「玄米」です。
玄米は栄養のバランスが良く、蒔けば芽を出します。すなわち生命力が宿っているのです。
白米は芽を出しませんし、栄養のバランスが偏っています。

魚なら頭から尻尾まで丸ごと食べられるのが良く、マグロの切り身などは栄養のバランス上からは欠陥食と言うものです。

日本では、日本の気候風土で育つお米が主食になっており、それを食べるには玄米が最高と言う考え方です。

「三白の害」と言う言葉もあります。白砂糖、白米、白パン、精米あるいは精製した白い食品です。
自然のものは大体何か色がついていますから、白くすることは見栄えするかもしれませんが、体にはよくないと考えたほうが良いのです。

解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)

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