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ハーバル・ライフ
![]() ノドの不快や胃炎の時などにもおすすめの とろっ としたハーブティーです。 マルバフラワーの不思議ティーとは?青紫色からピンク色への色の変化が楽しめるハーブティーです。
「マルバフラワーの不思議ティー」の作り方「マルバフラワーの不思議ティー」の作り方を紹介します。
用意するものマルバフラワーの不思議ティー(2人分)作り方ティーポットにマルバフラワーを入れます。 ![]() マルバフラワーを入れたティーポットに冷えた水をいれます。
![]() 水出しの場合は約10分間静かに置きます。
![]() マルバフラワーのティーは青紫色です。水出しでも十分色が出ます。
![]() ハーブをこして、グラスに移します。
![]() この時の、ティーのPhは、弱アルカリ性です。 ![]() もちろん、このままでも、「とろっ」とした飲み心地のティーとして、美味しくいただけます。 グラスに沿って、そっとカルピスの原液を流し込みます。きれいな3層ができます。混ぜるとピンク色一色のきれいなティーになります。 ![]() 作り方5のマルバフラワーのティーにレモンを絞ると、レモン汁が落ちたところから、きれいなピンク色に変化します。 ![]() この時の、ティーのPhは、弱酸性です。 ![]()
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コメント
マルバフラワーのティーは「夜明けのハーブティー」ともいわれ、青紫色(夜)からピンク色(朝)に変化する様子を楽しめます。
マルバフラワーのティーの青紫色は、アントシアニン色素ですので、レモン汁などを加えると液性が変化してピンク色に変色するのです。
弱アルカリ性(青紫色) → 中性 → 弱酸性(ピンク色)
小学校の授業でも取り上げられるというマルバフラワーの不思議ティー。 次々に変化するハーブティーの色に子供たちの不思議そうな顔が目に浮かびますね。
マルバフラワーは、ウスベニタチアオイや、マロウ、マローとも呼ばれます。
マルバフラワーのティーは、とろっとした飲み心地。風邪が気になる時や、ノドの不快感、胃炎や尿道炎などに、欧米では昔から用いられてきました。
また、モナコの公妃グレース・ケリーも愛飲したと言われています。
マシュマロのお菓子は、本来マシュマロウの根を煮込んで、とろっとした粘液にハチミツを加え、固めて、咽の痛みや、咽の薬として用いられました。
マシュマロウは、マルバフラワーの一種です。
マルバフラワーには肌の柔軟作用があり、ハーブのパックにも用いられています。グレース・ケリーの美しさに一役かっていたのかもしれませんね。