一般的に”緊張”は一過性ではありますが身体機能を上昇させます。
アスリートが競技の前に自らを追い込むのには意味があるのです。
私たちの生活でも仕事とかテストなどの時「気合を入れたので成績が良かった」ことがあるでしょう・
ただし日常的に常に緊張しているのは良くありません。
過剰な緊張が続くことが”ストレス”になってしまうのです。
症例)
30代の大学講師、これまでは研究職だったそうですが、先月から学生の授業を担当することになったそうです。最近講義の時緊張して上手く言葉が出ないことがある、顔が赤くなり額に汗が噴き出す、毎日講義の準備で忙しく疲れているのに夜あまり眠れない。病院に行ったところ安定剤と睡眠剤を出されたが昼間眠たくて困る、との事です。
色々な症状がありましたが、緊張が続いたことによる”心身疲労”と考え柴胡桂枝乾姜湯を差し上げたところ次第に体調が回復しました。
全ての”ストレス性疾患”が柴胡桂枝乾姜湯で治る訳ではありません。
証に合わせた薬方が必用です。ご相談下さい。
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更新日: 2016/04/24 |