さて、“三日坊主”と言われないようにお話を続けましょう。
今回は「自律神経の働き」についてのお話です。
よく「お前は神経が鈍いなあ」とか言われることがありますね。
ここで言う「神経」は、どうやら”運動神経”とか”感覚神経”あるいは脳の働き(中枢神経)の事を指しているようですが、自律神経はこれらの”神経”とは違うものです。
ざっくり言うと自律神経とは「意識がある無しにかかわらず、寝ている時でも自動的に生体機能をコントロールする能力」なのです。
例えば、心臓は寝ていてもパクパク動いているし、体温もだいたい36.5度(平熱)を維持されています。食べたものはいつの間にか消化吸収されるし、それどころか内臓の動きを意識している人など何処にもいません。
そうです、人間の身体は隅から隅まで自律神経に支配されているのです。
ですから身体に何らかの不調が起こった場合、ほとんど「自律神経の失調ですね」と言えば間違ってはいないのですが・・・。
秋になると色々な体調不良を訴える方が来店されます。
例えば「食欲が出ない」逆に「食べ過ぎる」あるいは「冷える」「暑い」これなどは家族間のトラブルの元にもなりますね。「血圧が上がる」「下がる」「ドキドキする」「ハアハアする」「のどが詰まる」「立ちくらみ」「便秘」「頻尿」などなど、全て自律神経の不調に関係しているのです。
もちろんそれだけではありませんが。
次回は良く見られる「自律神経の関係する症状」のお話です。