前回は、冬の「冷え」には縮こまっている筋肉(肩・頚まわり、腰、下肢など)をほぐすと良いと言いました。
しかし、身体で産生している「熱」の80%は内臓で作られており、筋肉で作られているのは20%に過ぎないのです。
例えば心臓は生まれてから死ぬまで一周たりともその動きを止めることはありません。
また肝臓には常に大量の血液が流れ込み、身体に必要な物を作り、同時にいらなくなったものを分解・処理しているのです。
胃や腸などの消化器官も特に我々が寝ている間に活発に動いています。
内臓が動くことにより「熱」が作られ、体温維持に使われているのです。
すべての生理機能の根源は内臓の働きにあります。
内臓の機能は「自律神経」によりコントロールされていますので、特にストレスを避ける工夫が必要になります。
次回はその辺のお話です。