最近多いガンの相談についてお話します。

まず、相談内容を大きく二つに分けます。
ひとつはガンが確定したケース
もう一つは確定せずグレーでどうするか?というケース

ガンが確定した場合
大原則は今の医学を信じて標準治療を早期に開始することです。
魔法の民間療法などありません。
その上で、
どう補完していくかを検討します。
心の拠り所としてピアサポート(ガン患者同士の情報交換や話の場)
セカンドオピニオンなど
複数の専門家に治療方針を尋ねて自分なりの結論を出すこと
今までの生活を見つめ直して改善ポイントを見つけ出して
改善できるところは改善していく
そして、
免疫強化を図ったり、
ガン細胞に対する効果や
抗がん剤の副作用軽減を目標に
漢方薬や健康補助食品があります。
これらの工夫が上手くいくと「助かった」につながります。

次に、
確定せずグレーと言われ続けるケース
これだけ医学が発達し検査技術が上がったにもかかわらず、
「グレー」「組織検査しないとわからない」「経過観察」
といったケースはよくあります。
組織検査がさほど負担にならないケースでは、
組織検査を強く推奨するのですが、
問題は肺がんなど組織検査がしんどいケースや
「もう手術に踏み切りましょう」と言われて悩むケース
腫瘍マーカーがグレーゾーンにあって画像診断でもよく分からないケース
これは本当に悩みます。
こういうケースでは、定期的に検査を受けながら
早期に生活改善や漢方薬や補助食品を摂取してもらいながら
経過をみていくことが多いです。
ただ、ケースバイケースなので、
個々の事例毎にその都度相談を進めていくことになります。

何度も言いますが
魔法はありません。
現実的な医療行為が最優先であります。
その上で、どうサポートしていくか です。

 

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