寒い毎日です。そんな時に気をつけたい「血圧」のこと。
心臓が血液を全身に送るとき、血管の壁には内側から圧力がかかります。
これが血圧です。
血液は、心臓のポンプ作用によって動脈を通り、心臓に戻ります。
血液を送り出す際の、心臓が収縮した時に血管にかかる圧力が「上の血圧」、血液が心臓に戻ってきて、心臓がふくらんだ時の圧力が「下の血圧」です。
高血圧といわれるのは、上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上で、上下どちらかがこの値以上の場合です。
低血圧は100mmHg以下の場合です。
● 高血圧は「静かなる殺人者」
日本人の4人に1人は高血圧だといわれています。
高血圧が怖いのは、最初はほとんど自覚症状がないのに、そのまま放置しておくと、動脈硬化(血管がボロボロに)が進み、ついには破裂したり、詰まったりして、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞、腎不全など、命をおびやかす病気をもたらすことです。
俗に、高血圧が「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれるゆえんです。
● 低血圧は「見えない病気」
若い人に多いのが低血圧、高血圧にくらべ「命に別状はない」と医療機関では相手にされないことが多いようです。
実際、血圧が低くても日常生活に支障を感じなければ、まったく問題はありませんが、めまいや立ちくらみ、頭痛や吐き気などの症状をともなう低血圧の場合は、何か別の病気が原因かも知れません。
また、病気がなくても、本人にとって非常に辛い症状がある場合は、生活に支障が出ますので、治療や生活習慣の見直しが必要です。
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更新日: 2012/01/23 |