ちょっとずつ種類をたくさん食べましょうということです。
五味とは「甘いもの」「苦いもの」「辛いもの」「酸っぱいもの」「塩辛いもの」の五つの味で、それぞれが人間の五臓の働きを良くしますが、どれであっても、同じ味のものばかり食べ過ぎるのは良くありません。
今は学校で食育指導が行われています。
その背景に、朝ごはんを食べずに学校に来る子供が増えているようです。
子供ばかりではなく、若い人たちの中に、日に三度、コンビニなどで自分の好きなものばかりを買って食べている人も多いようです。
私は講演などで出かけることが多く、新幹線などで移動するとき、「幕の内弁当」を良く買っています。
少量ずついろんな食材が使われて、味も良く気に入っています。
現代に生きる私たちは贅沢に慣れているので、幕の内弁当くらいではピンときませんが、ちょっとずついろいろなものが食べられる豪華なお弁当として見直してみてください。
解説:惠木 弘(恵心堂漢方研究所所長)